Arent DX

Arentが考える 「システム・技術を意識しなくても使える」DX戦略

Arentはデジタルトランスフォーメーション(DX)を成功させる基本戦略として、社内システムをアプリ連携型に変革することを推奨しています。 ブラックボックス化しやすいERPから脱却し、汎用的な業務に関しては市販アプリを活用、自社にしかない業界独自業務はSaaS開発をし、各々をAPIで連携してシームレスにシステム構築を行います。 各々の業務に特化したアプリを組み合わせることで、システムの老朽化、ブラックボックス化をなくし、巨大DBの保守運用費がなくなり、必要な機能を必要な時に追加削除できます。また、コア領域に投資が出来るようになるためコア技術のシステム化が可能になります。

アプリ連携型

複雑で巨大なシステムではなく、業務ごとに最適なSaaSアプリを選び、APIで柔軟につなぐ。 それがArentが提唱する「アプリ連携型」の基本戦略です。 特定のベンダーに依存しないこの構成により、機能追加・削除が自在になり、メンテナンスコストも抑制。 レガシー化の回避や、迅速なアップデートも可能になります。

「大きな戦略」「大きなシステム」はいらない

DXというと大規模な戦略や全社導入の巨大な仕組みを想像しがちですが、本質は日々の業務課題を確実に解決していくことにあります。現場ごとの小さな成功体験の積み重ねが、やがて大きな業務変革へとつながっていきます。Arentはその変化の種を見逃さず、最適なアプローチでシステム化を実現します。

BIMと連携した自動化SaaSを開発し 業務全体の効率化を実現

建設業界のDXの鍵は、「BIMと連携した自動化SaaS」をコアシステムとして導入することにより、業務効率化を達成することです。 BIMの導入は進んでいるものの、その潜在能力を十分に活かし切れていないのが現状です。 BIMは基本的にデータベースですから、これを自動化の基盤として活用することで、効率化が図れます。

BIM導入の課題

BIMの導入における主な課題は、入力作業の手間です。従来のCADデータに加え、属性データの入力が求められ、これが特に設計や施工図作成段階で時間と労力を要します。しかし、BIMで蓄積されたデータを活用することで、施工や維持管理の効率が大幅に向上します。RPM※(Rapid Prototyping and Manufacturing)の情報を活用することで、これらのプロセスをより効果的なツールに変えることが可能です。ただし、現状ではこれらの機能が十分に活用されていないのが現実です。

BIMの自動化とそのメリット

自動化により、BIMのデータ入力から施工、維持管理までのプロセスが効率化されます。時間の節約とエラーの削減により、プロジェクトの進行がスムーズになります。さらに、BIMによる自動化は、プロジェクトの可視化やシミュレーションを容易にし、賢明な意思決定を支援します。例えば、建物のエネルギー効率をシミュレートすることで、コスト削減や環境への影響を評価することが可能になります。 このような自動化アプローチは、人手不足の解消や新しいビジネスチャンスの創出にも寄与します。建設業界におけるイノベーションの推進力となる自動化は、単なる作業効率化を超えた意義を持ちます。

ArentのAIブースト戦略

Arentは、AIを誰もが“意識せずに使える”かたちで建設業務に統合する「AIブースト戦略」を推進しています。 クライアントとの共創開発や自社プロダクトにおいても、設計・施工・維持管理などあらゆる工程にAIを自然に組み込み、 現場のすべての人がその恩恵を受けられる状態を目指します。 属人化しがちな業務の標準化、判断・作業の質の向上、そして業務効率化を同時に実現する、ArentならではのAI活用です。

アプリ連携型をAI実装でより進化

「アプリ連携型」と「AI」を組み合わせ、複数のSaaSをシームレスに接続。 ノンコア領域では基幹SaaSを中心に周辺アプリを統合し、業務効率を最適化。 さらにコア領域ではBIMを核に設計・施工関連システムとつなぎ、AIが繰り返し作業やデータ処理を自動化し、作業負担を大幅に軽減します。 AIを組み込むことで、従来の限界を超えた効率化と自動化が、一気に加速します。